長友「本田は“W杯に愛された男”」
W杯セネガル戦後、選手コメント

スポーツナビ

香川真司(ドルトムント/ドイツ)

トップ下で先発した香川はシュートが打てなかったことを反省した

トップ下で先発した香川はシュートが打てなかったことを反省した【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

「今日はシュートがゼロだったので、それは悔しい」


 勝ち切りたかったというのが本音ですね。良いサッカーをしていたので。最初はやはり苦労した。相手のフィジカルやスピードへの対応に慣れない部分がありましたが、試合をするにつれて、時間が経つにつれていい戦い方、いいポゼッションができていたと思います。


(あくまで勝ち点3にこだわった?)そうですね。チームとして、戦う前から引き分け狙いとかそういう姿勢は(なかった)。消極的な戦い方ではなく、どんどん攻撃的にいくのはみんなで意思統一しながら、できていたんじゃないかと思います。


(最初は大迫が2CBに苦しんでいた。そこから下りてきて、縦にギャップを突くように香川が前に出ていくことで流れが良くなった?)僕とサコのところでうまく入ってサイドに展開していたら、なかなかいいチャンスができていた。ただ、あまり人を入れ過ぎないで、(原口)元気や乾が入ってこられるので、そこから僕が1列落ちてどんどんボールを受けながら入っていくというのを意識してやっていました。


(乾とよく話していたようだが)相手がマークの受け渡しをそこまでできていなかった。中に入ってきた時に、僕とたまに被る時があったので、僕があまり寄らずにそのスペースを空けることを言っていました。そのほうがチームとして流れがうまくできていた。だからこそ、僕が少し下りてスペースを空けるのを意識してやっていました。


 試合の流れを読みながら、相手が来ていたので、僕が下りて食いつくのなら、そのスペースが空く。もう1回、ボールを受けてリズムを作れるというのもあったし、それをもうちょっと前後半通してやり続けたかった。今のチームを見ても、そこは強みになると思う。バイタル(エリア)のスペースをどう使うかというのは、乾も中に入ってプレーできる選手だし、そこをうまく使わせるためにも、そういう動きが必要になってくる。


(相手の動きや流れを読みながら対応するという点で共通意識ができてきたように見えるが)90分を通して苦しい時間帯もありますが、その時間帯でも慌てず、何をやるべきか1人1人が理解しています。ただ、やはり勝ち切らないと次にはいけない。どうやったら勝ち切れるか、どうやったら失点をなくせるか、そこをしっかり修正しながら、しっかり切り替えて全力を尽くしたい。


(チームの雰囲気は?)最初の20〜30分を除けば決定機を与えていなかったので、だからこそ勝ち切りたかった。でも、切り替えていくしかないので、次はしっかり勝ち切れるように準備をしていくしかないと思ってます。


(ポーランドにはよく知っている選手もいるが、チームに何を伝えていく?)まあ、(ロベルト・)レバンドフスキに関してはみんな知っていると思います。ただ、右サイドに入るクバ(ヤクブ・ブワシュチコフスキ)だったり、(ウカシュ・)ピシュチェクはずっと一緒にやっているので、良いところもそうですし、逆にウイークポイントもある。それはポーランドの2試合を見ながら、しっかりと分析したい。


 ただ、何より大事なのは自分たちがどう戦うか。自分自身はそこをしっかり問いただしていきたいと思います。勝つためにどう点を取るか。やっぱり今日はシュートがゼロだったので、それは悔しい。バイタルでどれだけ(ボールを)受けられるか、その状況を作り出すためにも、もっと工夫が必要だと思っています。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

セネガルのエース、マネと激しいマッチアップを見せた吉田

セネガルのエース、マネと激しいマッチアップを見せた吉田【Getty Images】

「W杯はそんなに楽じゃない」


(最初に失点はしたが、勇敢に戦ったしメリハリもついていた。振り返ると?)みんなそう思っていると思いますが、ここで勝ち点3を取りたかったですね、正直。でもW杯はそんなに楽じゃないぞっていうのを、身体能力があるアフリカの彼らが教えてくれたと思います。勝ち点1が妥当じゃないかと。よく2回追いついたんじゃないかと思います。


(最初に失点してからの立て直しは?)ちょっと入りの部分でアグレッシブさに欠けたと思います。そういうところは克服しなきゃいけないと思います。


(相手が4−3−3できた時に戸惑いは?)いや、それは分析通りでした。4−4−2か4−3−3で、6対4、7対3くらい(の確率)で4−3−3じゃないかというイメージをしていたので、そこの動揺はなかった。でも、やっぱり縦の速さとかは想像以上のものはあったと思います。


(それでも同点ゴールが入ったが)縦のボールが前半はなかなか入らなくて、ボールを失う回数も多かった。リズムは良くなかったですが、徐々に相手のリズム、スピードにも慣れて、アジャストできるようになってから良さを少し出せて、前半で追いつけたというのが非常に大きかったと思います。


(後半はマネが中央に来てマッチアップもあったがどう対処した?)とにかくいい形で前を向かせない。あと裏へのボールの対応……。難しかったですけれど、まあできたところもある。やっぱり失点のところは、2点目は防げたんじゃないかと思う。このレベルになると、小さな差が勝敗を分けると思う。次のポーランド戦はもっともっと細かいところにこだわって、またいい準備をして、予選突破を決めたいと思います。マネについては(酒井)宏樹がよく対応していたなと。ああいうフランス系のアフリカンに慣れているという印象は受けました。


(試合後、マネと何を話した?)いや、なんか僕のスライディングでけがをしたってガタガタ言っていたので(苦笑)。先にボールに触っただろうっていう、ただそれだけです。


(オフサイドトラップはセネガル戦に向けた仕様だった?)本当はコロンビア戦でやろうという話だったけれど、ちょっと状況的に難しいかなと判断してやらなかった。ただハマって良かったなと思います。


(序盤以外は押し切られるシーンは作らせなかったが)もっと最初のところでプレスにいって前を向かせない、あとはちょっと立ち上がり、重心が後ろになりすぎたんじゃないかと。だからハーフタイムにも、もっと前からいくような戦い方をしようと(話した)。ブロックを作る中でも、入ってきたところにしっかりプレスにいけるようにしようという話はしました。


(本田のゴールが入った時は?)ありがとうと思いました(笑)。

柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)

「自分としては納得いくパフォーマンスではない」と柴崎

「自分としては納得いくパフォーマンスではない」と柴崎【写真:ロイター/アフロ】

「自分としては納得いくパフォーマンスではない」


(タフな試合だったがかなり周りが見えていた?)周りの選手や評価する人がどう思うかは分からないですけれど、自分としては納得いくパフォーマンスではないです。もっとできた、自分に対してもっともっと要求していきたい部分が多くあったと思っています。


(長友が走るのが見えていた?)そうですね。佑都さんがいい動き出しをしているのが見えていたし、あっちのSBがあまりいい対応をしていなかったので、そこをうまく突ければなと思っていました。


(ロングボールを使うのは監督を含めて話し合った?)基本的には、しっかりとつなぎながら連係を取る部分をイメージしていました。あまり(相手の)裏への配球の対応が良くなかったので、そこはロングボールも混ぜながら、と個人的に切り替えたところはあります。


(後半は流れてクロスを上げる展開になったが?)そうですね。タイミングがあれば前線に出ていこうとは狙っていました。後半、特にロングボールだったり長い距離のボールが増えた部分もあったので、まずはそこのセカンドボールの回収と、流れが良ければそのまま飛び出していくという部分は2〜3回いい場面があったと思っています。


(60分の大迫へのクロスは?)ダイレクトであまり見えてはいなかったんですけれど、走り込んでくれることを(信じて)。前半から大迫選手はニアを狙っているのがよく見えたので、そこを狙っているだろうなと。うまくクロスを上げることができたと思います。


(W杯でも緊張感を感じさせないが?)あまり変わらないですね。初戦とまた同じ、もしくはまたちょっと違った。もちろんグループリーグ突破が懸かっていますから、また違った緊張感を受けながらプレーすることができました。


(昨日は自分次第だと発言していたが?)スコアに直結したかどうかは、僕だけのものではないですけれど、スコアよりは自分に対してもっとできるだろうという気持ちの方が強い。今日の試合の自分自身のパフォーマンスに関しては、納得していないという気持ちの方が強いです。


 特に守備の部分では後手を踏んでしまった場面がいくつかあったかなと。2失点目の場面もそうですが、相手のスピードだったり、フィジカル的な能力をリスペクトしすぎたというか、警戒しすぎて距離を空けてしまい、前を向かせてしまった。そこは自分自身の反省点。身体能力のある相手に対してもさらに対応していきたいし、ある種、いい勉強になった試合だと思っています。


(2連勝できなかったが、勝ち点4の状況をどう捉えている?)勝てれば本当に良かったと思いますけれど、そんなにW杯は甘くないと感じています。勝ちにいった中で貴重な勝ち点1、最低限をもぎ取ったことをプラスに考えて、次の試合も臨みたいと思っています。(2度リードされながら追いついたことは)1つチームの成長を感じている部分はあります。先にリードされたとしても、落ち着いて試合を展開することができていると思いますし、そこは選手たち自身も感じている部分だと思います。

川島永嗣(メス/フランス)

川島は1失点目を喫した場面の対応を「自分のミス」だったと悔やんだ

川島は1失点目を喫した場面の対応を「自分のミス」だったと悔やんだ【写真:ロイター/アフロ】

「自分のミスで失点してしまった」


 立ち上がりのところで、自分のミスで失点してしまったので、かなりゲームを難しくしてしまったなと思います。最後はチームメートのおかげで引き分けに持ってこられたのは良かったです。


(ミスというのはパンチングに逃れたこと?)そうですね。前の選手が気になってしまった部分もあるんですが、それにしても自分が想像したようなプレーではなかったので。(原口に「クリア」と声をかけた意図は?)前に、というイメージでした。でも、それはもうゲーム中では起こり得ることなので。


(後ろから見ていて頼もしかった部分、手応えは?)前半も、しっかり落ち着いて相手の出方をみて、自分たちもいい展開ができていたと思います。2点目を取られてからも勝ちにいこうという姿勢が見せられたのでは。


(研究が役に立った?)自分たちが思い描いていたイメージよりも、相手が来た部分もありました。ただ、相手が引いた中で、自分たちがどうボールを動かしていくかなどは、いいイメージでできたのはないかと思います。


(ミスはあったが、1対1を止めたシーンなどもあった。切り替えられた?)試合はまだまだ時間もあったし、最後まで分からないので、そういう意味で頭の中を切り替えなければ、と。気持ち自体は切り替えられたのかなと思います。

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